AJA 社、IP ワークフロー向けの新しいソリューションを NAB 2017 で発表

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米国報道発表資料抄訳 - 2017 年 4 月 25 日

JPEG 2000 用の KONA IP ライセンスオプションを発表し、SMPTE 2110 に対応する KONA IP ファームウェアを試演、ミニコンバーター IPT-1G-HDMI と IPT-1G-SDI を初公開

ネバダ州ラスベガス NAB カンファレンス (ブース No SL2505) (2017 年 4 月 24 日) — AJA Video Systems 社は、デスクトップ用のビデオ & オーディオ I/O カード KONA IP 用の新しいファームウェア、IP ミニコンバーターの新製品を発表しました。これらの製品により、IP ベースのワークフローの柔軟性は著しく向上します。

KONA IP の JPEG 2000 (2K) 向けの新しいライセンスオプション、SMPTE 2110 に対応した KONA IP ファームウェアの評価版、ミニコンバーターの新製品 IPT-1G-HDMI と IPT-1G-SDI によって、柔軟性と費用対効果を促進し、1Gb イーサネット経由で編集ソフトと接続し作業を行えるようにします。

JPEG 2K 向けの KONA IP ファームウェアライセンス

KONA IP の新しいファームウェアライセンスにより、MPEG 2 トランスポートストリームで HD ビデオから JPEG 2000 への圧縮、JPEG 2000 から HD ビデオへの展開をリアルタイムで行うことを可能にします。TR-01 に対応するこのアップデートは、ネットワーク経由で他の JPEG 2K システムやデバイスとの相互互換性を確実にします。このアップデートでは次の 3 つの設定に対応します。JPEG 2K を同時に最大 2 系統出力、JPEG 2K を同時に最大 2 系統入力、JPEG 2K を同時に 1 系統入力しながら 1 系統出力。最新の Desktop Software v13 がインストールされた KONA IP を 1 台で使用する場合は、追加のインストールは必要なく、従来の常識を覆す機能性をクリエイティブアプリケーションに提供します。対応するアプリケーションは、Adobe Premiere Pro、Apple FCP X、Avid Media Composer、AJA Control Room が含まれます。更にシビアな要件を JPEG 2000 ワークフローに求める SDK 開発者向けに KONA IP の 2 台構成にも対応しています。

SMPTE 2110 に対応する KONA IP ファームウェア

NAB 2017 で実演するのは、間もなく公開予定の SMPTE 2110 に対応する KONA IP の新しいファームウェアです。最大 HD ラスターの SMPTE 2110 に対応する KONA IP は、要素が分かれたフローをネットワーク化することで、ライブプロダクション業務に新たな柔軟性を提供します。放送局や会社は、オーディオ、ビデオやアンシラリーデータ要素の同期が可能となり、 SDI へのエンベッド化、SDI からのディエンベデッド化を必要とせず、また、遅延も減少させます。NAB 2017 の AJA ブースでは、現在のバージョンと次にリリースされるバージョンの機能性をご覧いただけます。

IP ワークフロー 向けのミニコンバーター IPT-1G-HDMI と IPT-1G-SDI

定評のある AJA の IP レシーバーコンバーターのラインアップに追加された新しい IPT 製品は、 HD ビデオから VSF TR-01 (他の JPEG 2K フォーマットにも対応) に変換します。IPT-1G-SDI は 2 系統の 3G-SDI 入力を備え、IPT-1G-HDMI は 1 系統の標準 HDMI type A 入力を備えています。ベースバンドビデオから JPEG 2000 MPEG-2 トランスポートストリームに変換する能力により、ソースをネットワーク上のどこへでも送信可能です。そして、ベースバンドカメラ、デジタル VTR、ルーター、スイッチャーとの IP 互換性を実現します。IPT-1G-SDI と IPT-1G-HDMI は、KONA IP、更にミニコンバーター IPR-1G-SDI と IPR-1G-HDMI と連携させて使用できます。高速なビデオインジェスト、交信、そして配信を、最終レセプションからディスプレイまでを含む IP ネットワーク間で行えます。

AJA 社、社長 Nick Rashby 氏は以下のように述べています。

「IP の採用と関心は急増しています。最近では 40 社を超えるベンダーが SMPTE 2022-6 と 2022-7 の相互変換を実演し、次の段階として、本年はベンダーや企業は JPEG 2K と SMPTE 2110 に目を向けています。KONA IP がミニコンバーターの新製品 IPT シリーズと一緒に JPEG 2K と SMPTE 2110 へ対応することを紹介でき嬉しく思います。これにより、IP 設備の導入の可能性が著しく拡大します。」

価格と販売時期

KONA IP 向けの JPEG 2000 ライセンスは近日中に AJA のウェブサイトを通じてご購入いただける予定です。国内価格と発売時期に関しては近日中に発表予定となっています。SMPTE 2110 に対応する KONA IP ファームウェアは近日中に AJA のサポートページから無料でダウンロード出来る予定です。IPT-1G-SDI と IPT-1G-HDMI は、近日中に全世界の AJA 販売代理店ネットワークを通じご購入いただける予定です。日本国内の税抜定価は、どちらも 140,000円です。より詳しい情報については AJA のウェブサイトをご覧ください。https://www.aja.com

KONA IP について

KONA IP は、業務向け IP ベースワークフローに対応する、AJA 初のデスクトップビデオ & オーディオ I/O 製品です。次世代の PCIe I/O カードで、既に Avid、Adobe、Grass Valley といった、主要なコンテンツ作成ソフトウェアとソリューション会社で対応が行われています。そして、AJA Control Room、Control Panel、SDK ツールといった AJA Desktop ソフトウェアと一体となって動作します。柔軟性のあるプラットフォームとして設計されており、SMPTE 2022-6 と 2022-7 の非圧縮 IP ビデオに対応しています。JPEG 2000 と SMPTE 2110 にも近日中に対応予定です。

AJA Video Systems について

1993 年の創業以来、AJA Video Systems 社はプロフェッショナルな放送、ポストプロダクション業界に向けて高品質でコスト効率の高いデジタルビデオ製品を供給する、ビデオインターフェイスや変換ソリューションの大手メーカーです。 AJA 製品の設計・製造はカリフォルニア州グラスバレーにある自社の施設内で行われ、世界中のリセラーやシステムインテグレーターを通じて広範囲なチャネルに販売されています。詳細については、AJA Video Systems 社のウェブサイトをご覧ください。

本リリースに関する問い合わせ先

AFC (AJA Fulfillment Center / エイジェイエイフルフィルメントセンター)
メールアドレス : announce@aja-jp.com
TEL:0120-973-562 / FAX:03-6913-9590
所在地 : 東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル11F

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