AJA 社、FS-HDR v3.0 ファームウェアを発表

FS HDR firmware update 3 950px

新搭載の Colorfront Engine™ Film Mode による ACES 対応、マルチチャンネル・ダイナミック LUT 対応、可変 PQ Nit レベル出力、BBC v1.3 LUT、その他の機能も改善

ネバダ州、ラスベガス、NAB カンファレンス、Stand SL2416 (2019 年 4 月 8 日) ─ AJA Video Systems 社は本日、リアルタイム HDR/WCG コンバーター & フレームシンクロナイザー FS-HDR 向けの v3.0 ファームウェアを発表しました。

今回の多機能なアップデートにより、拡張されたカラーリングツール、マルチチャンネル・ダイナミック LUT への対応だけでなく、放送局、撮影現場、ポストプロダクション、プロ AV の HDR 制作向けに、その他いくつかの改善が追加されました。

AJA Video Systems 社、社長 Nick Rashby 氏は以下のように述べています。

「われわれは、FS-HDR が世界中のワークフローで実装され、様々な場面で利用されていることに感銘を受け続けています。そして、これらの機能拡張を意味あるアップデートとしてお客様にお届けしたいと思っています。当社の継続的な努力の賜物である FS-HDR v3.0 は、SDR 配信も継続して行っていく可能性のある HDR 業界向けに、新しいツールを提供します。HDR 規格とフォーマットの拡大と共に、お客様から要望をいただいていた機能も盛り込みました。」

新しく搭載された Colofront Engine™ Film Mode は、濃密で豊かなグレーディングとルックの作成のためのツールセットを提供し、ACES カラースペースも選択できます。ASC カラーディシジョンリスト (CDL) 制御と、フィルムエミュレーションを含む組み込みの LOOK セクション、さらに PQ、拡張 HLG、P3 カラースペースに準拠する Nit レベルの可変出力マスタリングにも対応します。

従来から搭載されていた Colorfront Engine Transform Mode (変換モード) は、新機能の登場により Colorfront Engine Live Mode と名称を改めました。FS-HDR v3.0 ファームウェアに含まれる Live Mode 向けの機能拡張には、PQ、拡張 HLG、P3 カラースペースに準拠する Nit レベルの可変出力マスタリングだけでなく、新しい BBC HLG v1.3 LUT も含まれます。

前回のファームウェアで追加されたシングルチャンネルのダイナミック LUT 機能は、4K 解像度に対応しますが、v3.0 では新たにマルチチャンネル HD ワークフローにも対応しました。また、Pomfort 社の LiveGrade Pro や TVLogic 社の WonderLookPro との統合により、サードパーティ製のソフトウェア上でグレーディングを行い、継続的なリアルタイム LUT アップデートで実現します。

Pomfort 社、製品責任者 Patrick Renner 氏は以下のように述べています。

「LiveGrade Pro と AJA FS-HDR との統合の拡大は、素晴らしい協働の結果です。FS-HDR マルチチャンネルモード向けの新たな統合により、LiveGrade Pro は独立した 4 つのチャンネルを制御可能になりました。マルチカメラ環境やマルチモニター環境向けのコンパクトでラックマウント可能なソリューションを求めている方にとって、FS-HDR と LiveGrade Pro の組み合わせは理想的です。」

FS-HDR v3.0 の主要な特徴

  • 新モード Colorfront Engine™ Film Mode
    • 入力ダイナミックレンジと色域 : SDR、PQ、HLG、HLG 拡張、Sony Slog3、ARRI Log C、Panasonic V-Log、Red Log3G10、Canon Log 2 / Log3、ACEScct に対応
    • 出力ダイナミックレンジと色域 : SDR、PQ、HLG、HLG 拡張、Sony Slog3、ARRI Log C、ACEScct に対応
    • PQ 出力の Nit レベル制御 : 48 〜 4000 Nits 可変調整
    • HDR 出力時に DCI P3 カラースペースクランプ
    • HDR 出力時に SDR プレビュー
    • HDR Amount と Ambient Surround Compensation
    • ルック
      • Look A 選択、Look B 選択、A/B ミックス
      • Bleach、Ektachrome、Kodachrome、ARRI K1S1、FujiXD などの主要なフィルムシミュレーションを含む 23 種類のルック
    • グレーディングカラースペース選択 : LogC、ACESscct、SLog3
    • ASC CDL 定義変数 : スロープ、パワー、オフセット、サチュレーション
    • シーンリファード (シーン参照型) 調整 : 露出、色温度、色合い
  • Colorfront Engine Live Mode 変換への新規追加
    • 入出力ダイナミックレンジ : HLG 拡張に対応
    • PQ 出力の Nit レベル制御 : 48 〜 4000 Nits 可変調整
    • HDR 出力時に DCI P3 カラースペースクランプ
  • BBC v1.3 LUT のアップデート : 最新の BBC の公式 HLG 変換 LUT に対応
  • シングルチャンネル & 4 チャンネルダイナミック LUT モードを統合
    • Pomfort LiveGrade Pro
    • TV Logic WonderLookPro

価格と利用可能時期

FS-HDR v3.0 は、6 月より AJA のウェブサイトから無料でダウンロードいただけるようになる予定です。FS-HDR は日本国内定価 1,127,000 円 (税抜) で販売中です。詳細は FS-HDR の製品ページにてご確認ください。

www.aja-jp.com/products/fs/fs-hdr

FS-HDR について

FS-HDR は、1RU サイズでラックマウントできる、多機能で万能なコンバーター兼フレームシンクロナイザーです。リアルタイムでの HDR 変換や 4K / HD のアップ、ダウン、クロスコンバージョンが行えます。

業界で定評のある AJA の変換およびフレーム同期技術と、アカデミー科学技術賞を受賞した Colorfront Engine™ の映像・カラースペース処理アルゴリズムが融合された FS-HDR は、リアルタイムの低遅延処理、忠実な色再現が必要とされる、放送局、OTT、ポストプロダクション、A/V のプロフェッショナルにぴったりです。

FS-HDR は広範囲な信号の変換に対応します。カメラ Log フォーマットから放送規格の HDR への変換や、BT.709 と BT.2020 間での相互変換が可能です。

AJA Video Systems について

1993 年の創業以来、AJA Video Systems 社はプロフェッショナルな放送、ポストプロダクション業界に向けて高品質でコスト効率の高いデジタルビデオ製品を供給する、ビデオインターフェイスや変換ソリューションの大手メーカーです。 AJA 製品の設計・製造はカリフォルニア州グラスバレーにある自社の施設内で行われ、世界中のリセラーやシステム インテグレーターを通じて広範囲なチャネルに販売されています。詳細については、AJA Video Systems 社のウェブサイトをご覧ください。

# # #

当資料は、米国時間 2019 年 4 月 8 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。

米国リリース原文 : https://www.aja.com/news/top-stories/822

本リリースに関する問い合わせ先

AJA-JP
メールアドレス : announce@aja-jp.com
TEL : 0120-973-562 / FAX : 03-4400-7387
所在地 : 東京都千代田区平河町 1-7-20 COI 平河町ビル 2F

トレードマーク付きの会社名や製品名は、それぞれの会社の商標です。

関連情報

日々進化する放送技術に対し、AJA は世界中の放送、制作、ポストプロダクション、プロ AV システムインテグレーター産業が将来に渡って使用できる技術を提供しています。

AJA 製品を扱う販売会社は、以下の購入先情報からご確認いただけます。また、AJA-JP では購入前に製品を実際に確認できる、評価用の機材を無料貸出しています。

Copyright © 2019 AJA-JP