Bexel 社、アメリカンフットボールの試合中継の HD SDR/HDR 配信に FS-HDR を活用

70 台以上の FS-HDR により、200 以上の複数ソースを変換しライブ放送

2020 年 2 月に開催されたアメリカンフットボール北米選手権は、さまざまなプラットフォームやデバイスで視聴されました。今回初めて Ultra HD の HDR (ハイダイナミックレンジ) ライブ放送に対応しましたが、ビデオソースの大半が 1080p であり、ほとんどの視聴者が従来の放送方式 (HD-SDR) で試合を観戦していました。HD 解像度の HDR および SDR フォーマットでのサイマル制作を円滑に進めるべく、放送サービスを提供する NEP 社のグループで、放送ソリューションや機材レンタルサービスを世界的に提供する先進企業 Bexel 社に委託されました。同社は コンバーター&フレームシンクロナイザー FS-HDR を 70 台以上現場に持ち込み、ライブカメラからのフィード、グラフィック、商用コンテンツ、過去の映像など、複数のソース間で 200 以上の変換に対応しました。

Bexel 社は、さまざまな SDR ビデオの変換と、複数のビデオソースを 1 つの 1080p マスターフィードへ統合するために、FS-HDR を導入し、効率的な HDR ワークフローを実現しました。Ultra HD で撮影していた映像は CCU でダウンコンバートされていましたが、HDR に対応していないディスプレイで映し出すために、FS-HDR で 1080p HDR のマスターフィードを HD-SDR へ同時変換しました。HD-SDR から HD-HDR、HD-HDR から HD-SDR、720p HD から 1080p HD-SDR など、あらゆる変換が必要とされる場面でも、FS-HDR は制作フロー全体の複雑さを軽減させながら、各ソースのイメージに対する完全性を保ちます。

Bexel 社、テクニカルサービス部門 VP Johnny Pastor 氏は以下のように述べています。

「FS-HDR は、現代の制作ワークフローで生じる SDR と HDR のギャップを埋めてくれます。この価格帯で FS-HDR ほどの柔軟性を得られる製品は他にありません。このようなライブイベントの現場では頼れる存在になっています。何よりも FS-HDR のコンパクトなサイズが、我々が行う作業すべてに最適でした。機材ラックへ組み込む際にも重量が増加せず、運送コストも抑えられました。」

Bexel 社、技術部門 VP Tom Dickinson 氏も以下のように述べています。

「SDR 制作にも対応しなければならない環境で、HDR 放送のライブ制作を行うのは、控えめに言っても難しい挑戦となるでしょう。複数の異なるソースを扱いながら、変換されたビデオ信号がワークフロー全体で行き来する際に、絶対に各ソースのクオリティが落ちないようにする必要があります。当社は FS-HDR の導入によって、一般的な SDR と視聴者の心を惹きつける HDR フィードを簡単に組み合わせられるようになりました。さらに、UltraHD での HDR ライブ制作を希望するクライアントの要望にも応えられます。」

世界中から注目されているクライアントへサービスを提供し続けている Bexel 社は、特に SDR から HDR、そして HD から UltraHD への移行が進むにつれて、同社のワークフローの中で AJA 製品が必需品になるだろうと考えています。

Bexel 社 Pastor 氏は以下のように述べています。

「いくつか HDR コンバーターについて調べていましたが、結局のところ FS-HDR が卓越していて、制作現場で頼りになるその性能に感銘を受けました。また HDR の進化に合わせて新機能を追加してくれた AJA チームとのやり取りは本当に有益でした。我々がクライアントへより良いサポートを提供する助けになってくれました。」

FS-HDR について

FS-HDR は、1RU サイズでラックマウントできる、多機能で万能なコンバーター兼フレームシンクロナイザーです。リアルタイムでの HDR 変換や 4K / HD のアップ、ダウン、クロスコンバージョンが行えます。業界で定評のある AJA の変換およびフレーム同期技術と、アカデミー科学技術賞を受賞した Colorfront™ Engine の映像・カラースペース処理アルゴリズムが融合された FS-HDR は、リアルタイムの低遅延処理、忠実な色再現が必要とされる、放送局、OTT、ポストプロダクション、A/V のプロフェッショナルにぴったりです。FS-HDR は広範囲な信号の変換に対応します。カメラ Log フォーマットから放送規格の HDR への変換や、BT.709 と BT.2020 間での相互変換が可能です。

www.aja-jp.com/products/fs/fs-hdr

AJA Video Systems について

1993 年の創業以来、AJA Video Systems 社はプロフェッショナルな放送、ポストプロダクション業界に向けて高品質でコスト効率の高いデジタルビデオ製品を供給する、ビデオインターフェイスや変換ソリューションの大手メーカーです。 AJA 製品の設計・製造はカリフォルニア州グラスバレーにある自社の施設内で行われ、世界中のリセラーやシステム インテグレーターを通じて広範囲なチャネルに販売されています。詳細については、AJA Video Systems 社のウェブサイトをご覧ください。

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当資料は、現地時間 2020 年 4 月 24 日にメーカー発表されたプレスリリースの抄訳版です。

メーカーリリース原文 : https://www.aja.com/news/user-stories/646

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トレードマーク付きの会社名や製品名は、それぞれの会社の商標です。

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